カナダで保育 - カナダ生活

ゆったりした保育の一日と、話し合いが前に進む瞬間。人とのつながりがくれるエネルギー


今日は子どもたちが7人と、昨日より1人増えたものの、全体的にはとてもゆったりとした一日でした。忙しさの波がある保育現場ですが、こうした落ち着いた日は、日頃後回しにしていたことに向き合ったり、人との対話を深めたりする大切な時間にもなります。今日は、職場での話し合いが前進したこと、そして仕事後に友人と過ごした心温まる時間について書いてみたいと思います。


職場の課題を「共有できる」ことの意味

午前中は、昨日行われたスタッフミーティングの内容を整理し、まとめたものをタイピングして他の保育士たちにメールで共有しました。話し合いの内容を言葉として残し、全員が同じ情報を確認できる状態にすることは、日々の小さなすれ違いを防ぐためにも、とても大切な作業だと感じています。

その後、ミーティングでも話題に上がったビッグルームのストレージ問題について、ディレクターと改めて話をする時間を持ちました。私たちのビッグルームは、天井が高く開放感はあるものの、形が少し特殊で、収納スペースがほとんどありません。ストレージ自体も決して広くはないため、おもちゃや備品をどこに、どう置くかは、日常的な悩みの一つです。

クラスの保育士たちは整理整頓が好きで、日頃から「きちんと片づけたい」という意識を持っています。それでも、忙しい時間帯や活動が続く日には、常に完璧な状態を保つことは難しく、知らず知らずのうちに小さなストレスが溜まっていきます。だからこそ、「棚などを設置できないか」という声が自然と上がったのだと思います。


制限がある中で、前向きに考えるという姿勢

ただ、私たちのセンターはシティから建物を借りているため、壁に何かを打ち付けたり、作り付けの設備を増やしたりすることが簡単にはできません。正直なところ、難しい相談になるだろうと思いながら園長(ディレクター)に話を切り出しました。

それでもディレクターは、私たちが何に困っていて、どんな環境を求めているのかをとても丁寧に聞いてくれました。それだけでなく、「こういう方法ならどうか」「これなら可能かもしれない」と、いくつもの代案を出してくれ、それらを上に相談してみると言ってくれたのです。

結果がすぐに出るかどうかは分かりませんし、実際に形になるのは当然来年以降になります。それでも、こうして一緒に考え、前向きに検討してもらえること自体が、大きな安心感につながります。カナダに来て学んだことの一つに、「物事は最後までどうなるか分からない」という感覚があります。だからこそ、話し合いを重ね、方向性が見えた時点で「一歩進んだ」と感じられるのかもしれません。

今日はマネージャーが不在だったため、彼女が戻ってきたら、また改めてこの話題について話を進めていきたいと思います。


大切な友人との時間がくれる気づき

仕事の後は、他のセンターで保育士をしている友人と、数か月ぶりに一緒に食事をしました。同じカナダの保育現場で働く中で知り合い、気づけば数年来の付き合いになります。彼女の生き方や考え方には、これまで何度も助けられてきました。

現在、彼女は第二子を妊娠中で、年末という忙しい時期にもかかわらず時間を作ってくれ、自宅に招いてくれました。鍋を囲みながら近況を報告し合い、出来事そのものだけでなく、その時々の気持ちの変化や考え方についても話を聞いてもらいました。その変化を一緒に喜び、受け止めてくれる存在がいることは、本当に貴重だと感じます。帰りにはお正月用の鏡餅まで頂いてしまいました。


子どもの成長と、時間の流れ

彼女の娘とも久しぶりに会いました。妊娠中から知っている子ですが、以前会ったときとは比べものにならないほど、しっかりとした会話ができるようになっていて、その成長ぶりに驚かされました。

保育園で働いていると、日々子どもたちの成長を間近で見ていますが、しばらく会っていなかった子どもたちや、卒園した子どもたち、そしてその兄弟姉妹に久しぶりに会うと、改めて「子どもの成長は本当に早い」と実感します。ついこの前まで赤ちゃんだった子が、保育園や幼稚園、そして小学校へと進み、少しずつ自分の世界を広げていく。その姿を思うと、これからどんな人に育っていくのだろうと、自然と楽しみな気持ちになります。それと同時に少しの寂しさも覚えますが。


来年に向けた、小さくて大きな楽しみ

そして今、年末に向けて一つ計画が進んでいます。それは、隣のクラスの同僚であり友人でもある彼女と、来年ラスベガスへ旅行に行くというものです。最初は「Sphereでのオズの魔法使いのショーを見たいね」という何気ない会話から始まり、シルク・ドゥ・ソレイユの話へと広がり、気づけば具体的な日程や予約まで一気に進んでいました。

行きたい場所や、やってみたいことはたくさんあっても、実際に行動に移すのは簡単ではありません。それだけに、「本当に行きたい」と思ったときの人の行動力の早さには、素直に感心します。英語だけでやり取りする友人と泊まりがけで旅行するのは、もしかすると初めての経験ですが、その分、新しい楽しみも多そうです。来年の楽しみが一つ増えたことを、今からとても楽しみにしています。


ゆったりとした保育の一日、制限のある中でも前向きに進んだ職場での話し合い、そして人とのつながりから得られる温かさ。どれも大きな出来事ではありませんが、こうした日々の積み重ねが、私自身のエネルギーになっているのだと感じます。結果がすぐに見えなくても、話し合いを重ね、人と時間を共有し、未来の楽しみを持つこと。その一つひとつを大切にしながら、また明日からの日常を過ごしていきたいと思います。

この記事の内容についてご相談や、執筆・企画のご依頼がありましたら、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください