12月も気づけば折り返し地点です。バンクーバーは相変わらず雨の日が続いていますが、こんな時こそ気分転換が必要になります。今日は週1のジムのバディーでもあり、10年来の友人と一緒に、月に1〜2回の恒例行事であるIKEAへ出かけてきました。何度行っても、なぜか毎回「予定外のもの」をつい買ってしまう場所です。
年末が近づくこの時期は、家の中を少し整えたくなり、来年に向けて今の暮らしをもう少し快適にするためにできることはないかと考えることが増えてきました。
バンクーバーのシェアハウス事情と冬のルール
私が今住んでいるのは、一軒家の1階部分にある独立した部屋です。居住スペース自体は完全に一人用ですが、1階部分の3分の2ほどは2~3人でのシェア用として作られていて、キッチンや洗濯などは共有になっているようです。こうした、建てられた当初から貸し出すことを前提とした家は、バンクーバーでは決して珍しくありません。
この家には全部で6〜7人ほど住んでいるはずですが、実際にはほとんど顔を合わせることがありません。生活リズムがそれぞれ違うため、数週間誰とも会わないこともあります。家賃のやりとりもe-transferで完結し、大家さんも基本的に不在です。何か問題が起きた時だけ連絡を取る、ほどよい距離感で暮らしています。
一方で、ゴミ出しや冬場の雪かきは全員でのローテーション制になっています。バンクーバーでは、家の前の歩道も含めて雪かきを怠ると、通行人が怪我をした場合に責任を問われたり、罰金が科されることがあります。そのため、雪が降った時にはきちんと雪かきがされるよう誰がいつ担当かをあらかじめ決めてあります。
今週後半には雪の予報も出ており、積雪量はそれほど多くないとはいえ、塩をまいたり雪をどかしたりと、冬ならではの作業が必要にな季節になったんだと実感しています。
雪で閉まる保育園と、ちょっとした現実
ちなみに、私が働いているセンターは、雪の状況によっては閉まることがあります。その判断基準になるのが、バンクーバースクールボード(Vancouver School Board – VSB)の休校アナウンスです。公立学校が閉まると決定された場合、私たちのセンターもそれに従う形になります。
ただ、このアナウンスが出るのは朝6時半から7時頃と比較的遅く、7時始業の早朝シフトの日は、早起きして時間をかけて職場に着いたら「今日はクローズでした」ということも、これまでに何度かありました。
それでもスノークロージャーの場合は、働く予定だった時間分の給与は支払われます。私たちの都合ではなく、天候による判断だからです。急な変更に振り回されることもありますが、自然と共に暮らすカナダらしさでもあると感じています。
IKEAでの定番コースと、迷い中のフォールディングテーブル
そんな話はさておき、今日は朝から雨が降り続き、午後にはかなりの大雨になっていました。私は車を運転しないため、いつも友人に運転をお願いしています。
IKEAに着いたのは少し遅めの時間で、店内はなかなかの混雑でした。まずはお腹が空いていたので、名物のミートボールプレートで腹ごしらえをしてから買い物をスタートしました。空腹のまま買い物をすると余計なものまで買ってしまうため、これは私たちの定番ルールです。
友人は欲しいものを事前にリストアップしていて、私はお正月用のお皿を探していました。結果的に、フェイスタオルと3色のお皿セット、新しいクッションカバーを2つ購入しました。部屋が狭い分、大きな家具は買えませんが、クッションカバーなら気軽に模様替えができ、季節感も変えられるのでとても重宝しています。
そして今回、一番気になったのがフォールディングテーブルでした。高さの違う2つの天板を引き出せて、中央には収納スペースがあります。これがあれば、裁縫専用のテーブルにできるのではないかと思いました。
今は毎回ミシンを出し、裁縫道具をあちこちから集めて作業しているため、準備だけでかなりの時間がかかります。
帰宅後にサイズを測ってみると、入らなくはないもののかなりギリギリでした。今の部屋の配置も気に入っていますし、何より配線をすべてやり直すのが大変です。
「あると便利」ですが「なくても何とかなる」。勢いで買って後悔したくないので、もう少し吟味してみる事にしました。
IKEAでの買い物を終えた後、近くにある Value Village という、Usedアイテムを扱っているお店にも立ち寄ってきました。
このお店は、私がカナダに来たばかりの頃からかなりお世話になっていた場所です。特に保育園で使うもの、例えば絵本やちょっとした調理道具などを驚くほど安く手に入れることができたため、当時は本当によく通っていました。
以前は絵本が1冊0.99ドルで売られているのが当たり前で、状態も悪くないものが多く、とても重宝していました。しかし、ここ数年でこのお店の価格もかなり上がり、今では絵本1冊が4〜5ドルすることも珍しくありません。その値段であれば、アウトレットの本屋と同じくらい、そして状態がきれいな本が買えるため、最近は足が遠のいていました。
それでも今日は久しぶりに覗いてみることにしました。やはり絵本は少し高く感じて購入は見送りましたが、小さめのカップケーキが焼ける型と、金属製のコップ6個セットを見つけることができました。どちらも状態がよく、これは使えそうだなと思えたので購入しました。明日、保育園のおままごとエリアで使えるように持っていこうと思っています。
バンクーバーの冬は、雨や雪、そして突然のクローズなど、日本とは少し違うリズムで進んでいきます。シェアハウスでの雪かき当番や、天候に左右される保育園の運営は大変な面もありますが、その分、暮らしの中で柔軟に考える力が自然と身についているように感じます。
そんな日常の中でのIKEA散策は、気分転換であり、暮らしを見直すきっかけでもありました。新しい家具を迎えるかどうか迷いながらも、今の空間を大切にしたいという気持ちを再確認した一日です。
年末に向けて少しずつ整えながら、新しい年を気持ちよく迎えたいと思います。


