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レインクーバーの冬とは?バンクーバーの雨・雪・外遊び事情を20年の経験から解説


レインクーバーの冬とバンクーバーの気候事情

今日のバンクーバーは、昨夜からの大雨が一日中続き、久しぶりに「レインクーバーらしい天気だな」と感じる日でした。実際に大雨警報も出ていたほどで、朝から空はずっとどんより。街を歩く人のほとんどがフードを深くかぶり、傘を差して早足で歩いていました。

カナダと聞くと「雪国」のイメージを持つ人が多いと思います。私も渡航前はそう思っていました。しかしバンクーバーに住んでみると、圧倒的に多いのは雪ではなく雨。年間の半分以上は雨が降り、冬の間は晴れ間を見るだけで気分が明るくなるほどです。

実家のある埼玉で暮らしていた頃と比べると、雪が積もる日数はむしろ少なく、積もっても1〜2日で溶けてしまう程度でした。

ただ、20年住むなかで気候の変化を確実に感じています。私が来たばかりの頃は「バンクーバーはほとんど雪が積もらない」と言われていましたが、ここ10年ほどは積雪が数日残ることも増えました。これも地球温暖化の影響なのかもしれません。とはいえ、街は雪への備えがほとんどなく、1日積もるだけで交通がマヒします。毎年必ず、坂の途中で立ち往生するバスを見かけるほどで、「そろそろ対策を…」と思うものの、なかなか改善されないのが現実です。

そして、雨が多いバンクーバーではビタミンD不足による冬季うつが増えることもよく知られています。太陽光を浴びる時間が極端に少なくなるため、こちらではサプリでビタミンDを摂る人がとても多いです。私自身は気分が落ち込むことは少ないものの、雨が続くとやはり気持ちが重くなる日もあります。それでも20年も暮らしていると「これがバンクーバーの冬だ」と受け入れられるようになってきました。


バンクーバーの外遊びと雨具事情

日本の保育園で働いていた頃、雨の日は室内で過ごすのが一般的でした。しかしバンクーバーでは、雨でも晴れでも、気温にかかわらず外遊びの時間があります。理由は簡単で、雨の日が多すぎるからです。雨を理由に外に出なければ、1年の半分以上を室内だけで過ごすことになってしまいます。子どもの体力づくりやメンタルヘルスのためにも、外遊びは欠かせない存在なのです。

とはいえ、冬の雨はとても冷たく、外にいる大人も子どももなかなか大変です。子どもたちは手が濡れると一気に冷えてしまい、「寒い」と訴えられます。では手袋をすればいいのでは?と思われるかもしれませんが、実際には手袋選びが非常に難しいのです。

スキー用などのしっかりした手袋は防水性が高く暖かい反面、分厚すぎて子どもたちはおもちゃや小さな自然物をつかめなくなります。そのためすぐ外してしまい、結局手が濡れて冷えるという悪循環に。

一方でニットの五本指手袋は使いやすいものの、雨の日はあっという間に濡れてしまい、さらに冷たさが増します。

20年間保育の現場にいてずっと思うのは、「防水で薄手、五本指でフィットする子ども用手袋を誰か本気で開発してほしい」ということです。本当に毎年思う悩みです。


子どもの雨具の質と外遊びの快適さ

バンクーバーの子どもたちは「Muddy Buddy(マディバディ)」という全身を覆う雨具を着て外遊びをします。フードから足首まで覆われるため、基本的には濡れにくく重宝しますが、大雨の日に1時間以上遊べばさすがに中まで染みてしまいます。午後には使えないほど濡れてしまうこともあるので、複数枚用意している家庭もあります。

質の良いブランドのものを選べば防水性は高く、子ども自身も快適に遊べます。しかし、子どもの雨具は驚くほど高い。しかも子どもはすぐに成長するため、1シーズンでサイズアウトすることも珍しくありません。

「高いものを買っても1年で終わり」という現実と向き合いながら、それでも外遊びの快適さのために質を重視してあげてほしいというのが保育士としての本音です。道具の質が外遊びの質にそのままつながるからです。

今日も大雨ではありましたが、気温はそこまで低くなかったため、外に出ても震えるような寒さはありませんでした。

それでも、これから長いレインクーバーの冬が本格的に始まることを感じた一日でした。

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