カナダで保育

アウトブレイク対応の一日|バンクーバーの保育園で感じた現場の緊張感と学び


朝から濃い霧に包まれたバンクーバー。子どものお休みも多く、いつもとは少し違う一日が始まりました。天候や体調不良、そしてアウトブレイク対応。保育現場のリアルな一日と、仕事後のプライベートな出来事を振り返ります。


霧の中のお散歩と、少人数ならではの一日

今日は朝からかなり濃い霧が出ていました。加えて、子ども12人のうち4人がお休みという少人数の一日。普段よりも動きやすかったこともあり、少し遠くの公園までお散歩に行くことにしました。
道すがらは視界が悪く、建物や木々もぼんやりとしか見えません。「何も見えないね」「霧がすごいね」と、子どもたちと同じ目線でその状況を言葉にしながら歩きました。見えないからこそ耳を澄ましたり、足元を意識したりと、いつもとは違う感覚を使う時間にもなったように思います。
なんとか目的地の公園に到着しましたが、片道で30分近くかかってしまいました。公園の滞在時間は15分ほどと短めでしたが、それでも体を動かして遊ぶことができました。帰り道には霧がほぼ晴れ、行きとはまったく違う景色に。天気の変化の早さは、バンクーバーらしさを改めて感じます。
同じ市内でも地域差は大きく、友人の住むニューウェストミンスター周辺では、1週間ほど霧の日が続いているそうです。


体調不良とアウトブレイクモードの現実

お休みの理由もさまざまで、家庭で過ごす日としてのお休み、咳が続いている子、嘔吐があった子などがいました。園のポリシーでは、発熱(38度以上)・下痢・嘔吐などの症状が出た日を「0日目」とし、薬なしで症状が出ない日を1日過ごしてから登園可能としています。
しかし、上のクラスでも同様の症状が出た子が複数おり、一定時間内に3人以上の同じ症状が確認されたため、園全体がアウトブレイクモードに入りました。
このモードになると、業務は一気に増えます。トイレ介助をしたスタッフは、その日は食事介助や掃除を担当できません。シフトや役割分担を細かく考える必要があります。
特にトイレットトレーニング中の子どもが多いうちのクラスでは、30分程おきにトイレに行きたがる子どもがいることもあり、重ね着の着脱を含めると負担は大きくなります。加えて、消毒用ブリーチの濃度を上げ、マットやシーツ、布製おもちゃの毎日洗濯、砂・水・粘土遊びの中止、散歩の禁止など、制限も多くなります。
正直大変ですが、感染拡大を防ぐためには必要な対応。できるだけ早く終息することを願うばかりです。


仕事の後に考えた、お金と暮らし、そして日本

仕事の後は、自宅に戻ってから年に一度のファイナンシャルプランナーとのZoomミーティングがありました。現在の保険や投資の状況を確認し、全体としてどのように推移しているのかを一緒に見直します。
細かい運用は専門家に任せていますが、自分自身が「どうしたいのか」を理解して伝えるためには、最低限の知識が必要だと改めて感じました。お金の話はつい後回しにしがちですが、将来を考える上で避けては通れないテーマです。
夕方には、年末年始に日本へ一時帰国していた友人が、お土産を持って立ち寄ってくれました。弾丸旅行ながら温泉にも行けたそうですが、役所での書類手続きは相当大変だった様子。
カナダも決して手続きが簡単な国ではありませんが、オンライン化が進んでいる分、日本より楽に感じる場面もあります。海外に住んでいると、日本の情報にアクセスしづらくなることも多く、改めて「人とのつながり」が支えになると感じました。


まとめ

霧の朝から始まり、アウトブレイク対応に追われた一日。保育の現場では、目で見えない感染症への対応が日常の一部として存在しています。その一方で、仕事を終えた後の時間は、自分の暮らしや将来、日本との距離について考えるきっかけにもなりました。忙しさの中でも立ち止まりながら、また明日からの一日を丁寧に重ねていきたいと思います。

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