カナダ生活

Costco・ジム・IKEAから考える、言語と暮らしの違い|カナダ生活の日常エッセイ


カナダ生活の日常の中にある何気ない出来事は、ふとした瞬間にその国の文化や価値観の違いを気づかせてくれます。
今日は、友人とコストコへ行き、ジムで体を動かし、IKEAでインテリアを見ながら、日本語と英語、そして文化の違いについて改めて考える一日となりました。暮らしの中で感じた小さな気づきを、今日は書き留めてみたいと思います。


 コストコで感じた日本とカナダの「お米事情」

今日は、いつもジムに一緒に通っている友人と、まずコストコへ向かいました。お米のストックが少なくなってきたため、買い足すのが目的です。
日本に滞在していた去年の夏頃は、米不足や価格高騰のニュースを毎日のように目にしていました。そのため、こちらでどうなのだろうと思っていましたが、実際に見てみると10キロで35ドル以下。想像していたよりもかなり手頃でした。

家族にそのことを伝えると、やはりカナダの方が安いとのこと。同じ日本産のコシヒカリで、生産・出荷時期も比較的新しいものなのに、なぜここまで価格差が生まれるのか。不思議に思いながらも、流通や需要、為替など、さまざまな要因が絡んでいるのだろうと考えさせられました。


ジムでの会話から広がった「言語の奥深さ」

コストコの後は、久しぶりにジムへ。いつもより1時間ほど遅い時間だったこともあり、1月らしく多くの人で賑わっていました。新年は、どの国でも運動を始める人が増える時期なのかもしれません。

一通りマシンを使い、約1時間半ほど体を動かしました。友人は1セット15回の回数を、毎回違う言語で数えます。日本語、英語、韓国語、フランス語、時にはドイツ語まで。そこから、日本語の数え方の話になりました。
日本語には「1、2、3」だけでなく、「ひとつ、ふたつ」「ひ、ふ、み」など複数の数え方があります。さらに、物によって助数詞が変わるのも特徴です。

話は月の呼び方にも及びました。1月、2月という言い方に加え、睦月、如月、弥生といった和風月名も存在します。花も「1本」「1輪」と表現が変わり、枯れ方も桜は「散る」、梅は「こぼれる」、椿は「落ちる」、菊は「舞う」と、それぞれ異なります。
美しい表現だと感じる一方で、第二言語として学ぶには、これほど難しい言語もないのではと改めて思いました。

日本語と英語の違いについて話しているうちに、改めて感じたのは、言語そのものが物事の捉え方に大きく影響しているということです。
日本語は主語を省いても、前後の文脈や状況から意味を理解することができます。一方で英語は、誰が何をして、どうなったのかを明確に言葉にしなければ、会話が成立しません。
日本では「察する」「空気を読む」ことが大切にされる一方で、こちらでは「言葉にして伝える」ことが前提になります。
カナダで働いていると、「状況を見て分かるだろう」と思っていたことが、はっきり言葉にしないと全く伝わらない場面に何度も出会います。それは個人の問題というよりも、言語そのものが持つ性質の違いなのだと、彼女との会話を通して改めて実感しました。


IKEAとインテリアの変化、そして文化の違い

ジムの後は、まだ時間に余裕があったため、私たちの定番コースでもあるIKEAへ向かいました。特に買うものが決まっていなくても、季節ごとのディスプレイや新作を見るだけで気分転換になります。

今回は、ベッドルームに飾っている額の中身を変えたいと思い、布コーナーを中心にチェックしました。IKEAには、クッションやカーテン用だけでなく、額に入れてアートとして使えるような布も多く、これまでも「布だけ」を目的に買いに来たことが何度もあります。
今回見つけたのは、ベージュをベースに青い鳥が描かれた新作の布。北欧らしいシンプルさがありながら、どこかアジア的な要素も感じられ、額に入れてみると部屋の雰囲気も変わりました。

こうした布をアートとして楽しむ感覚は、日本の「手ぬぐいを飾る」文化にもどこか通じる気がします。一方で、IKEAのショールームを見ていると、こちらではアートや植物を使って空間を頻繁にアップデートすることが、ごく自然な暮らしの一部になっているように感じます。季節ごとにクッションカバーを替えたり、フェイクグリーンを一つ足したりと、「完璧に整える」よりも「今の気分を反映させる」ことを大切にしている印象です。

大きな模様替えをしなくても、額の中身を変えたり、植物を一つ置いたりするだけで、気持ちは意外と大きく変わります。物はできるだけ増やしたくないと思いつつも、今あるものを少し工夫して楽しむ。そんな暮らし方は、これからも続けていきたいと感じました。


まとめ

コストコでのお米の価格、ジムでの言語の話、IKEAでのインテリア選び。一見バラバラな出来事ですが、どれも「暮らし」と「文化」の違いを考えるきっかけになりました。
言語や環境の違いは、時に戸惑いを生みますが、それ以上に新しい視点や学びを与えてくれます。小さな変化を楽しみながら、これからもカナダでの日常を大切にしていきたいと思います。
明日は一日かけてファーストエイドのワークショップに参加予定です。新しい学びも、また次につながる一歩になりそうです。

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